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<レポートその1>

2014/11/21

雄勝法印神楽@宮城県石巻市

「忘れないための被災地キャラバン」のBコース:雄勝法印神楽ダンス・キャラバンとして、雄勝・葉山神社の社務所にて3時間かけて習いました。
そもそもは、90時間かけて習うものとのことでしたが、参加者皆さんの感想は「3時間かけても、全然できない~」
けれども、「実際に自分でやってみると神楽の見方、感じ方が変わると思う」「身体を動かしながら話を聞くのと、頭で考えるだけとは、神楽の精神性の感じ方が全く違う」という意見でした。
キャラバンのAコースは南三陸・女川震災遺構キャラバンとして、保存か解体かの意見に揺れる遺構を実際に見て、話を聞くというプラン。このプランでは、採れたてピチピチの海鮮を食べながらお話を聞くという、何とも胃袋も刺激される内容。私もおすそ分けしてもらいましたが、南三陸の“どんこのなめろう”が超美味。三陸には長く滞在してますが、初めて聞いて初めて食べました。
その日は参加者全員が1泊して、翌日朝から全員輪になってのフォーラム。
たくさんの感想や意見が出ましたが、生き抜くために、そして豊かに暮らすために、五感を磨き鍛えることが重要ということ。対話を重ね顔と顔を繋ぐ関係性を築くこと。人間としてとてもシンプルだけど、忘れたり見失ってはならないこと、を再確認できました。とても充実して刺激的な時間でした。
JCDN北本
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<レポートその2>

2014/11/23

リサーチ@大船渡市、陸前高田市

レジデント・アーティストのミロトさんと共に、大船渡へ移動。まずは、箱根山という陸前高田市の山の上から三陸沿岸部を見渡す。眼下には、気仙沼から三陸町までのリアス式海岸。そして、復興工事中の様子も確認できる。
真下の小友町は岬の中腹に位置していて、2つの方向から来た津波がぶつかり合い、高さ20mに達したと聞く。この見渡す限り全てのそれぞれの土地にも、たくさんの郷土芸能が存在している。
今夏初開催した「三陸国際芸術祭2014」の会場である碁石海岸キャンプ場に立ち寄り、その後いつもお世話になっているシタボさんへ。
シタボさんは素敵なご夫婦とかわいいワンコの魚屋さん。新鮮ヒラメ、マグロ、イカ、ハマチのお刺身を購入。ミロトさん曰く、魚の頭のスープが美味しいそうで、おまけにいただく、、というか捨てる予定のものをいただく。出汁用の煮干しを見て、「これは何用?」と聞くので「出汁用」と答えると、「いや、これは揚げて食べるものだ」と言う。彼のご意見はまさに「もったいない」京都風に言うと「始末する」だ。
シタボさんのご主人は狩猟をされる方で、なんと偶然にも本日仕留めたばかりの鹿を拝見。これにもミロトさん興味深々「食べたい」と。シタボさんも仕事で忙しいからすぐには捌けないと説明すると「手伝う」。どうしても食べたいらしい。そして、羊は捌いたことがあるらしい。
鹿踊りと鹿や獣の関係を説明していたからなのか、それともインドネシアの文化、風習に寄与するのか、とにかく目にした鹿の肉を味わいたいらしい。もちろん放射線のことも説明したうえで。
かなり厳しい条件を提示しているにも関わらず、諦めない好奇心には驚くとともに、これからの滞在への大いなる可能性に期待も生まれた。ちなみに彼は普段思いやりのあるとても優しい人なんですよ。
そんな彼はシタボさんのご夫婦を大好きになったそう。シタボさんの優しさも万国共通。
彼曰く「いまアーティストとして以前に、ひとりの人間としてここに生きている、そんな経験ができている」そう。そんな彼を私も大好きになった。これからの1ヶ月、何が起こるか楽しみだ。
JCDN北本

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<レポートその3>

2014/11/26

浦浜念仏剣舞を習う

浦浜念仏剣舞の代表古水 力氏のご自宅に伺い、浦浜念仏剣舞を習う日々がスタート。
初日はまず大船渡市三陸町越喜来にある「夏虫山」に登り、そこからまた海を見渡す。その海の近くに、かつて浦浜念仏剣舞の伝承館があった。また、元牧場だった夏虫山は草が枯れて、風が強く吹きさらし、“この世の果て”、、という雰囲気。
その後、海の近くに移動。津波で流された建物の一部を利用した津波資料館を見学。この建物も盛土などの工事により、いづれこの場所からはなくなってしまうとか。
古水邸へ。ご自宅の隣の敷地ではまさに翌日から伝承館の建設工事が始まるというので、工事の打合せ中。ミロトさんも一緒に場所を見せてもらう。
そして、古水さんとご対面。で、ミロトさんの自己紹介。彼の作品や活動を紹介。インドネシアの伝統芸能舞踊をマスターして、その後コンテンポラリーダンスを創作したこと。彼の作品には、伝統舞踊のエッセンスも取り入れてること。その際、製作した現代的なマスクには人間の感情を表していること(伝統的なものは神を表すので人間の感情は表されていない)。
また、ミロトさんのスタジオ兼自宅にする土地を探した時、川が流れてる場所を探していたこと(古水さんの自宅と伝承館の間にも小川が流れている)。その場所で毎年フェスティバルを開き、野外の自然を利用しながら数千のランプを灯して、幻想的な舞台を作っていること。フェスの目的は何か、、などなど、古水さんの活動を聞きつつ、その類似性と独自性を確認しながら、延々と質問と説明が繰り広がる。。というところで、初日終了。
この日の夕食は、大船渡のボスコさんで。バッファローチキンとおしゃれなお店の様子を楽しみました。(ちなみにミロトさんは体質的にお酒が飲めないそうです)
翌日へ続く、、、
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<レポートその4>

2014/11/27

浦浜念仏剣舞を習う

さて、翌日。
まずは、浦浜念仏剣舞を映像で見る。
そこから、その日はミロトさんからの質問とそれに答えるので終わる。
・仮面をかぶった人たちの役割は?構成は何人か?
・これは何のための踊りなのか?
・構造はどうなっているか?
・いつ踊るのか?
・頼まれれば踊るのか?10835257_577714495708309_69825088117335240_o.jpg
・持っている長刀の意味は?扇子の意味は?
・8月7日に行われる新盆の儀式の時は、どのくらいの軒数を回るのか?
・子供も大人もみんな踊っていいのか?踊る許可を得たものだけなのか?
・詳細な説明が記載されている書物はあるのか?
ざっと、その答えを整理すると
・僧侶(1名この世のもの)と亡霊(7名あの世のもの)の計8名(基本的には)
・初盆に行われる弔いの儀式
・まず、死者への祈り。そして身内を亡くした家族と寂しさ、悲しさ、悔しさを共有。最後は、あの世に行けず暴れる亡霊たちを慰め、楽しませ、そしてあの世へ送り、この世に生きるものも前を向いて生きて行こう。という三段構造。
・8月7日に新盆を迎える家を訪ねる。
・新盆でなくても、亡くなった時やまたはご遺族の希望で呼ばれれば踊ることもある。特に剣舞の近親者の場合は。
・彷徨い暴れ狂う霊を沈めるという意味。扇子はその時代の人が考えたので、良くわからない。
・踊るための称号や試験があるわけではない。そして、子供も大人も修行中の人も踊っている。
・三陸町史で触れている部分がある。が詳細なものは無い。
とここに書けば数行のことだが、文化的背景である宗教観、習慣、歴史も説明しながらなので、結構たいへん。
けれども、感覚的に理解していたことが、ミロトさんを介して言葉として明確になっていくので私もとても勉強になる。
また、ミロトさんの探究心に脱帽したとともに、繰り返しの質問にも丁寧に説明していただいた古水さんにも感謝。
そして、ミロトさんからは書物をひとつのプロジェクトとして作成した方がいいよ、というご提案をいただきました。。。
夕食は大船渡の屋台村にある「喜楽」さんへ。
ここでは偶然に越喜来の方と同席。ミロトさんは、おでんが気に入ったようです。
翌日へ続く、、

<レポートその5>

2014/11/28

浦浜念仏剣舞を習う

仙台からBRTに乗って、仙台在住ダンサーの磯島未来さんとお子さんのコタローくんが到着。
そのまま、浦浜へ。
この日は、お互いの仮面の紹介からはじまりました。
これも長いやり取りのあと、やっと実習へ!!
ひと通り古水さんのご指導(唄いながら踊りながら!!)のもと、やってみるのですが、習うより真似ろ、できるまで何度もやったりしない、、という精神のもと、かなりハードルの高い稽古です。ダンサーである二人もひぃひぃ言いながら、必死で身体を動かしてます。
コタローくんも大活躍で、みんなが踊っているのを真似して踊ったり、衣装が気になってくっついて行ったり。。「あぁこうやって地元では、自然と学んで行くんだなぁ」と実感できたり。。
古水さんの、コタローくんへの愛情の眼差しが印象的でした。
そして、みんなくたくたになって、陸前高田にあるうちへ帰りました。
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<レポートその6>

2014/11/29

リサーチ@陸前高田市

今日は習うのはオフ。
陸前高田市の一本松へ向かいました。
慰霊碑を参り、復興計画を紹介しているセンターへ行き、一本松へ。
津波の記録。山から盛土のための土を運ぶベルトコンベア。高台移転。インドネシアでは、地震や津波が起こっても、このような計画がされることはないそう。
一本松では、月の明かりのもと長い間祈りを捧げていました。その姿は何かと対話をしているようでありました。
ベルトコンベアからは、一定のテンポで機会音が聞こえてきます。それを耳にし、コンベアの明かりと山の中腹を行き交う工事車両の明かりを眺めていると、複雑な感情が往来します。
その後は、みんなで寒さ対策のための服を古着屋さんでお買い物。コタローくんにも暖かいブーツを。
ミロトさんはラーメンを作って食べました。今度ワカメ入り麺のラーメンを紹介してあげよう!共同生活は家族みたいで、穏やかに日々過ごしています。
明日からはまた浦浜念仏剣舞を習います。
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<レポートその7>

2014/11/29-30

浦浜念仏剣舞を習う@大船渡市

ずっと由来や旨趣を古水さんに伺ってきた「浦浜念仏剣舞」。
理論編を経て、身体を使った実践編を一般の参加者とともに習う。
焼香から始まり、ささら(僧侶)が霊と戯れ弔い、やがて成仏していく、という構成を事前に習っていたので、役割や所作の意味が見ていて追えるようになっていた。
実際に衣装を付けて踊っていた参加者は“(面を付けているので)視野が狭い”とか、“振りが覚えきれない”とか、いろいろ難儀しているようだったけど、太鼓と笛と謡が入り浦浜の皆さんの踊りが入りしてくると、何とも高揚してきて心も身体も弾む。腰から下げている暖簾様の衣装を指して古水さんのお孫さんのさとちゃんに「これなんていうの?」と聞いてみたところ、「シカ」。
なんと、ここにもシカが。鹿の絵が描かれている訳でもないのに、なぜ「シカ」と呼ぶのか。
最後には、ミロトさんがインドネシアの踊りを披露。
衣装は念仏剣舞のをお借りして踊りましたが、不思議なことにインドネシアの風景が見え、強さと儚さを感じる踊りでした。
この日は浦浜の若い人達ともじっくり飲みながら話す機会もあって、熱く語る姿から、自分たちの芸能を誇らしく思う様子が伝わってきました。
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<レポートその8>

2014/12/02-04

クリエイション@大船渡市

京都から音楽家・作曲家の野村誠さん、
大阪から振付家・ダンサーの砂連尾理さん、
仙台から身体表現人・千田優太さんが来渡されて、ミロトさん磯島さんと合流しダンスクリエイション。
ミロトさんと磯島さんから浦浜念仏剣舞のことを引き継ぎ、音楽と踊りに取り込む。
三陸に生きる郷土芸能から得た精神性と動きを見つめ、感じたことを表現に変換していく作業。
様々な土地と風景の中で、風や匂いを感じながら踊り奏でる。
中でも大船渡市三陸町越喜来にある津波記念館「潮目」では、剣舞の祈りを心に、即興で感じたままを踊る。
踊り手同士、またそこにある建物や土地の持つ時間と空間との対話が身体の動きから感じられる。すぐ側で防潮堤を建設中の重機の駆動音がメトロノームのように時を刻み、その音が時間を超えて繰り広げられる自然の営みを一層強調している。
この数日間でミロトさんが感じ、経験したことが彼の身体を通して音となりダンスとなった瞬間だったように思う。
土地の記憶と向き合い、時に傷跡をも抱えて踊ること、、不用意には決して挑めないことだと思ってきたが、この瞬間に立ち会った時、そして郷土芸能との対話が存在することを実感した時、少し可能性を実感できた瞬間だった。
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<レポートその9>

2014/12/06-7

大槌町滞在1

大槌町では「臼澤鹿子踊」伝承館に泊まり滞在させていただく。
初日は「臼澤鹿子踊」代表の東梅英夫さんが同じく代表を務める民謡の会「一心会」さんの忘年会ということで、同席させていただく。
が、この忘年会単なる民謡の忘年会ではなかったのである。
民謡に合わせてかくし芸が出るわ出るわ。特に女性の芸がすごい。
顔に白塗り道化の化粧に、着物の下には“乳房”が仕込まれ、あられもない姿で破廉恥な振付のオンパレード。「ここまでやるか??」ってくらい皆さんとっても芸達者。
また、子どもたちの歌唱力と表現力もものすごい。人間の声ってここまでできるんだ~って関心するぐらいのハイレベル。三陸の人って唄がうまいなぁって思っていましたが、この一心会の方々の唄はほんとに惚れ惚れする、素晴らしいものでした。そして、大人も子供も一緒になって大笑いしている様子も何とも楽しかったです。
実は後日一心会さんの稽古に参加させていただき、私たちみんなで「外山節」を習いました。

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<レポートその10>

2014/12/07

大槌町滞在 2

翌日は大槌町鮭祭りに参加。臼澤鹿子踊と大槌虎舞連合会の披露もありました。
大槌町は年末に良く見かける“新巻鮭”発祥の地とのことで、新巻鮭の販売の他、鮭のつかみどりも実施。
ミロトさんとみんなのしるし前川さんも参加して、大きな鮭を2匹ゲット。しかしミロトさん「鮭と友だちになってしまったのでリリースしたい」と言い出してちょっと戸惑いました。「この鮭は食べられる為に育てられたものだ」と説明して何とか彼も再度ゲット。
この鮭はその日のうちに頂きました。ミロトさんも「フレッシュで美味しい」と言って大事に味わいました。
大槌町の川には鮭が産卵のために遡上してきます。
翌日はその様子を見に川に行きました。何匹もの鮭が川の流れに逆らい飛沫を上げながら力強く泳いでいます。川底には産まれたばかりの卵をたくさん発見することができました。
鮭が故郷の川に産卵の為に返ってくることを初めて知った彼は、その事に随分感動したようで、人生にも踊りにも大きな影響を与えたようです。その後何度も、自分達は鮭のようにまたここに戻ってくる、また踊ると言っていました。
確かに鮭は寒い地域に生息するので、インドネシアに暮らす彼には初めて知る生態だったようですが、学校の理科か何かの授業で学んだ私にも、目の前の川に産卵の為に力の限り泳ぐ鮭と、産卵を終え力尽きて死に絶えた鮭、そしてこれから生まれてくる卵を目にした時は感動で、いくら見続けていても飽きない世界がそこにありました。
スーパーの切り身の鮭からは感じることができない、本来の自然の姿。多くの人に見てもらいたい大槌の川の様子でした。
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<レポートその11>

2014/12/09

臼澤鹿子踊を習う@大槌町

滞在させていただいている、「臼澤鹿子踊」伝承館にて初めて鹿子踊を習う。普段の練習のように、大人も子供も交えての稽古に参加させていただく。まずは、皆さんの踊りを拝見しその後その輪に入る形で、見よう見まねで動きを覚えていく。
ただ、見ているのと実際にやってみるのではやはり大違いで、細かな腕や足の運びが、だんだんとわからなくなっていく。
腕の位置と頭の位置との関係や、腰の位置などを確認してもう一度身体に落として行きましたが、毎度のことですがちょっとやそっとでは思うような所作となりません。。
その後は代表の東梅さんに鹿子踊の所以や現在の活動などのお話を伺いました。現在、大槌の鹿子踊5団体の連携を念頭にした植樹活動を初められたそうです。
http://www.j-cast.com/2014/06/30209080.html
植樹祭を記念して、史上初の5団体での群舞も披露されたそうです(見たい!)。
この臼澤鹿子踊さんはこの植樹活動や震災時の避難所としての活動など、芸能と暮らしの結びつきについて、とても参考になる活動をされている団体です。
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<レポートその12>

2014/12/10

城山虎舞を習う@大槌町

大槌町の虎舞を習えるのは、この日のみ。
貴重な時間はまずは頭をつけて踊ってみることから始まりました。3種類の踊りがあり、それぞれ「矢車=春の日差しを浴びた虎が遊び戯れる様子を表現した踊り」「跳ね虎=猟師に追われた手負いの虎が暴れ狂う様を表現した踊り」「笹ばみ=虎舞の一連の踊りの中で最も見せ場で、クライマックス。虎が笹で牙を磨き、爪を研ぐ様を表現している」という性質の踊りであることを伺いましたが、見るよりも行うが易しとはなかなかならない、、
まずは基本のステップを習うことから再度挑戦。シンプルなステップですが、演奏してくれているお囃子に乗ろうとすると、何故かぎくしゃく。。こういう時に、物心ついた時から踊りや音楽に慣れ親しんでいることの偉大さを身を持って体験します。
次は独特な節回しのお囃子も体験。「こーこーこーこーこーこー、とーらーはどこだ?(だったかな~?)」という簡単な言葉に節がつくのですが、それでもインドネシア人のミロトさんには非常に難しいようです。あたり前のことですが、動きや音がシンプルなものを海外の人が習う様子を見ると、もちろん言語の違いもあるのですが、文化的な背景や習慣の違いが明確になってきます。この気付きが互いの国の特徴や個性を知ることになり興味深い点でもあります。
http://www.shiroyama96.com/
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<レポートその13>

2014/12/10,12

語り部さんとの出会い@大槌町

震災の語り部さんの案内で巡る大槌町。
ひょっこりひょうたん島のモデルになった蓬莱島、大槌役場や中央公民館を巡る。ひょうたん島の沖にはアザラシのハーレムがあってかつては狩猟していたこと、地震津波の際に役場や近くのお寺、公民館がどのような状況であったか、実際の場所を訪れるとともに語り部さんのお話を伺う。
語り部の赤崎さんのご好意で、お住まいの仮設住宅にも伺いました。お茶っこしながら話しに花が咲き、ミロトさんのパフォーマンスを後日行うことになりました。
そして、仮設住宅集会所で行ったパフォーマンスでは、インドネシアの紹介とミロトさんのソロダンス、磯島さんの自己紹介ダンス、2人による郷土芸能に着想を得たダンスを披露。赤崎さんとが尺八を演奏してのコラボレーションもありで、今までの滞在がぎゅっと凝縮された作品を発表することができました。
その後はご覧いただいた皆さんとのお茶っこ。捕れたてのイカと共に、“足の指の動きが面白かった”“自分で新しく作った踊りですか”という感想や質問などにダンスに関してお話しつつ、“バリに行ったことがある”方もいらっしゃって、今のインドネシアについての話題にも。また、踊りに来たいなと思います。
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<レポートその14>

2014/12/14

ミロトダンスパフォーマンス@大槌町

伝承館での発表の日。ここでも、東梅さんに尺八を演奏していただきコラボレーション。ミロトさんのマスクダンスを見る子どもたちは真剣そのもの。大人たちも興味深々なのが伝わってくる。剣舞、鹿子踊、虎舞のエッセンスを盛り込んだ磯島さんとのダンスでは、僧侶が、鹿が、虎が現れ、ミロトさんや磯島さんが感じた郷土芸能が、身体の動きとなって伝わってくる。
壮大な物語に迷い込んだ旅人が、次なる物語を見つける旅を続けるような、そんなダンス。
最後には子供達による臼澤鹿子踊も披露いただき、荘厳で爽快な空気に包まれパフォーマンス終了。
後にはもちろん交流会の大宴会。たくさんの方とお話することが出来ましたが、皆さんやはり郷土芸能に対しての熱い思いを語り、そしてアジアとの交流にも積極的に参加したいとの話でも盛り上がる。熱く結束力が強くそして家庭的な温かさも持つ臼澤鹿子踊の皆さん。また会いたいな、そしてこれからも一緒に踊りたいなと思う出会いでした。
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<レポートその15>

2014/12/15

大石虎舞を習う@唐丹町大石地区

大槌町から、釜石市唐丹町へ。
小さな港町の大石地区で、大石虎舞を習う。
こちらの虎舞には“和唐内”という武士が口上を述べるという、他の虎舞にはない役も存在。
10kgあるという頭に四苦八苦しながら、凍てつく屋外で何度も稽
古。稽古の後は大石虎舞の役員さんたちからお話を伺う。
中でも西野さんというかなりユニークで素敵な漁師さんから、西野さんと虎舞の繋がりについてじっくりとお話を伺うことができた。
「虎舞は自分そのものである」という西野さんに感激しきりのミロトさん。すっかり西野さんのスタイルに惚れ込んでしまって、“海の男=ミロト”を気取ってその後帰国までの数日間、あちこちで海の男スタイルで記念撮影しまくっておられました。
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<レポートその16>

2014/12/16

花露辺地区滞在@唐丹町花露辺地区

ここも小さな港町ですが、すでに全世帯の高台移転が終了し、復興住宅にも移転が終了しているという地区。その復興住宅の集会所に泊めていただく。漁具の洗い場や漁具の移動の為に広くとった廊下など、港町ならではの工夫もされている、見た目はマンションの復興住宅。
花露辺にも荒神太鼓という郷土芸能があるのですが、最近では披露する機会も少なくなっているとか。見たり習ったりする機会を作りたいなと思う、何か不思議で魅力的な力を感じる港町です。

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<レポートその17>

2014/12/19

ミロトワークショップ@仙台市

仙台市宮城野区文化センターで実施した、ミロトさんのワークショップ。バリとジャワの舞踊を習う。丹田を意識することから始まるのは、日本も共通する身体感覚なのだが、身体のバランスを左右の並行感覚に特化させてるのが特徴。ワークショップはダンスの経験がある人もない人も参加して行われましたが、この並行感覚に集中しながら身体を動かしていくことがなかなか難しかった様子。どうしても身体がねじれてしまう。このねじれは三陸の郷土芸能にも存在する動きなのだが、ミロトさんにとってはねじれることが非常に困難だったようす。動きの特徴を抽出していき、その理由を探る作業も今後してみたいと思います。
バリ舞踊とジャワ舞踊のワークショップ。まずは丹田を意識して、姿勢と呼吸に集中。2時間のワークショップの中で、4つのキャラクターを踊ってみる。
ワークショップのあとは、光のページェントで賑わう定禅寺通りをブラブラ。
ミロトさんは、明日東京に移動して明後日インドネシアへと帰ります。
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